虫食いの原因
虫食いは、おなかを空かした害虫が少しずつ衣類を噛じることによって生じます。
その害虫とは、その害虫とは、ヒメカツオブシムシや蛾の仲間のイガなどで、目には見えないほど小さいもの。
普段は屋外にいる害虫ですが、外から飛んできたり、衣服に付いて家の中に入ってきてしまうので、防ぐことは難しいとされています。
虫食いされやすいアイテム
一般的に、虫食いされやすいアイテムは、カシミヤやウール、絹などのタンパク質を含む動物繊維のものとされています。
セーターやスーツは要注意。しっかり対策が必要です!
しかし、それ以外の繊維も虫食いの被害に遭わないわけではありません。
汚れが残っていると、植物繊維である綿や、合成繊維のポリエステルなども、ときには虫食いの被害に遭うことも。
ですから、やはり虫食い対策はどんな洋服にも必要となってきます。
虫食い対策〜収納前のお手入れ方法〜
それでは、具体的な虫食い対策についてみていきましょう。
虫食い対策では、収納前のお手入れ方法が非常に重要となります。
収納前は、必ず洗濯!
一度しか着ていない洋服も、すべてきちんと洗濯してからしまうことが重要です。
面倒でも、必ず洗濯はしてから収納しましょう。
また、皮脂汚れや食べこぼしの汚れがある場合には、きちんと取らずに収納すると虫食いの元になります。
洗濯機に入れる前に、汚れはチェックしましょう。
汚れがある場合には、食器用洗剤を使う方法や酸素系漂白剤を使用して汚れを落としましょう。
【食器用洗剤を使用する場合】
汚れの部分に食器用洗剤を直接つけて、30分ほど置いた後すすぎます。
洗濯機にそのまま入れてもOKです。
【酸素系漂白剤を使用する場合】
酸素系漂白剤を適量溶かしたお湯( 38〜40度くらい)に、汚れが気になる服を30分ほどつけます。その後はすすぐか洗濯機に入れて洗いましょう。
出典:http://illustrain.com/?p=25629
この一手間が重要!ブラッシング
ウールやアンゴラなどのタンパク質を含む動物繊維はそれだけで虫食いの標的となってしまうので、より注意が必要です。
洗濯をし、干したあとは洗濯物を取り込む前に、必ずブラッシングをしましょう!
虫や虫の卵を振り落とせるので、とても重要な作業です。
衣替えは、晴れの日に!
衣替えなどの長期的な収納は、晴れの日にするように心がけましょう。
雨の日に衣替えをすると、湿気も一緒にクローゼットにしまうことになってしまいます。
効果的な防虫剤の使い方
洗濯をきちんとしていても、害虫はどの家にでも潜んでいる可能性があります。
衣替えの仕上げには、防虫剤を使用して大切な洋服を守りましょう。
防虫剤の成分は、空気よりも重いので洋服の上に置くことが大事です。
上に置くことによって、防虫剤の効果が上から下へ広がります。
また、洋服を詰め込みすぎたタンスや衣装ケースの中では、防虫剤の成分が行き渡らないので、詰め込みすぎにも要注意。
クローゼットや、ウォークインクローゼットなどの大きめの収納スペースなら、吊り下げタイプがおすすめ。
防虫剤も様々な種類があり、収納場所別になっているので、それぞれ収納場所に合った防虫剤を使用するようにしましょう。
出典:http://illustrain.com/?p=30065
大事な洋服を守ろう!
いかがでしたでしょうか。
衣替えは、大事な洋服をメンテナンスするチャンスでもあります。
大事な洋服だからこそ、長く着たいもの。虫食いの被害に遭ってからでは遅いですよね。
きちんとした方法で衣替えをすることによって、来シーズンも気持ちよく着れるようにしましょう!