Y2K（2000年代）ファッションが流行中の2022年のファッションシーンでは、カラーミックスなスタイリングやビタミンカラーのアイテムなども人気が出ています。

中でも、最近店頭などで目にする機会も増えてきたのが紫色ではないでしょうか。
2022年のトレンドカラーは実は“パープル“！

そんな流行色のパープルを、傾向やスタイリングテクニックと一緒に紐解いていきましょう。

その年のトレンドカラーは世界の動向など様々なデータから導き出して、毎年Pantone（パントン）社が発表しています。

そんなトレンドカラーですが、2022年はブルーみの強い"ベリーペリ（Very Peri）"という紫が発表されました。

最近なんだか雑誌や店頭で紫のアイテムを目にする機会が増えたな、というのはこういった仕組みになります。

流行色は青み紫のベリーペリ（Very Peri）です、と一言に言っても、実は色のトーンは濃いものから淡いものまで幅広く存在します。

そのため、濃い紫や淡い薄紫など、様々なトーンの紫を店頭でも目にしませんか？
ただ、ポイントとしては「青み紫」であることです。

トレンドカラーの青み紫に限らず、色合わせの相性の良い色としては、白やグレーなどの無彩色は当然合わせやすい色と言えるでしょう。

また、紫に合う色として、よく似た色同士はカラーグラデーションで合わせやすいので「マゼンタ」の濃いピンクも意外に好相性！

色相環の反対色にあたる補色同士は組み合わせるとバランスが良いと言われており、一般的に「青紫の反対色は黄色」と言われていて、コーディネートでも相性が良い色合わせとされています。

コーディネートでも合わせやすく取り入れやすい色としては、「クリーム色」から「山吹色」「マスタード色」もおすすめです。

色相環では、紫の反対の色には「黄緑」もあります。
そのため、青み紫のベリーペリには、黄緑やグリーン系も色が合います。

参考までに、青の反対色がオレンジ系、赤の反対色がグリーン系になります。

紫は赤と青の間にある色ですので、広義で言えば、「オレンジ」「黄色」「黄緑」「グリーン」までは補色関係として、紫コーデとの相性は悪くありません。

トレンドのカラーミックスなスタイリングの参考にしてみてくださいね。

赤みを抑えた青み紫のベリーペリ（Very Peri）は、濃いブルーベリーやバイオレット、柔らかなライラックやラベンダーとも異なり、「初めて知った色の名前だ」という方も少なくありません。

ここでは、ベリーペリ（Very Peri）を使ったコーディネートと相性の良い色をご紹介します。

色合わせの相性の良さがわかると、スタイリングの指標にもなるので、慣れないトレンドカラーでも、恐れずに挑戦してみようという気になりますよね。

2022年の流行色の青み紫についてわかったところで、ここからは具体的な着こなし例をご紹介していきます。

大人女子の夏コーデにどのようにスタイリングするのか、色合わせなどイメージしながら参考にしてみてくださいね。
秋冬の紫コーデは定番人気ですが、夏の着こなしでは意外にも慣れていない方も多いのではないしょうか。

トレンドカラーの青み紫を使った大人コーデの気こなし例1つ目は、淡い青み紫にライトグレーを合わせた寒色コーディネートです。

無彩色のグレーは、紫コーデにも当然合わせやすい色の一つですが、夏コーデでは軽やかさも欲しいので、ライトグレーがおすすめ！

例えば、青み紫のブラウスにライトグレーのデニムを合わせたり、シアーなライトグレーのトップスを青み紫のキャミワンピースに重ね着するのも、涼しげでおしゃれですよね。

トレンドカラーの青み紫を使った大人コーデの気こなし例2つ目は、テラコッタや暖色系ブラウンのボトムスと合わせたコーディネートです。

ベリーペリは青み紫なので、寒色の仲間になります。
そのため、反対の暖色カラーに合わせるのもおすすめです。

例えば、ブラウンに合わせる際には、赤み系の暖色ブラウンを選ぶようにしましょう。
例えば、テラコッタなどオレンジがかったブラウンもおすすめですよ。

青み紫のゆったりとしたシャツに、テラコッタ系のショートパンツやミニスカートを合わせるのも、大人なこなれ感でおしゃれですよね。

トレンドカラーの青み紫を使った大人コーデの気こなし例3つ目は、青み紫のトップスをカーキ系パンツに合わせたコーディネートです。

チノパンやリネンパンツなどで夏服コーデにも人気なカーキ系パンツですが、定番だからこそついついマンネリなスタイリングになっていませんか？

そこでおすすめなのが、トレンドカラーの青み紫に合わせたコーディネートです。

例えば、ベリーペリの半袖サマーニットにカーキのズボンを合わせたり、定番のボトムスもブラッシュアップして着回しを楽しめますよね。