白いTシャツやシャツなどの襟口や脇などは、着る回数を重ねるうちにどうしても黄ばんでしまいがちですよね。

服が黄ばんでしまう原因は、汗や皮脂汚れなどといった、たんぱく質汚れの酸化です。
それらが酸化することにより、黄色く変色して黄ばみへとつながります。

一度黄ばんでしまった洋服たち、白く戻すことは可能なのでしょうか？
それでは、おすすめのお手入れ方法をみていきましょう。

黄ばみの原因の皮脂は、高温を使った時のみ溶け出してくれます。
ですので、これから紹介するお手入れ方法にはすべてお湯が必須！

お湯の温度は40〜50度が最適だと言われています。
これからご紹介するお手入れ方法に出てくるお湯は、すべて上記の温度を参考にしてくださいね。

薄い黄ばみ汚れなら、実は食器用洗剤が使えるので、まずはこちらに挑戦してみるといいかもしれません！

まずは、洗面器や洗面台にお湯をはり、黄ばみ部分を浸しましょう。
その後、黄ばみ部分に直接食器用洗剤を薄くかけ、洗剤をかけた部分を擦り合わせて揉み洗いをします。
歯ブラシを使って塗り込んでもOKですよ。

その後、お湯で洗剤をすすぎ、いつも通りのお洗濯。

食器用洗剤ならどの家庭にもあるものなので、簡単にできますよね！

次に紹介するお手入れ方法は、重曹とお酢さえあればできちゃいます。
お料理やお掃除で使用するために、おうちに重曹があるという方も多いのではないでしょうか？

まずは、重曹とお酢を３：２の割合で混ぜたものを用意しておきます。
黄ばみを落としたい部分を40℃～50℃くらいのお湯で濡らしたあと、そこに重曹とお酢を混ぜたものを塗り込みます。
塗り込む際は、歯ブラシを使うとよく塗りこめるのでおすすめです！

その後、10分ほど放置した後に、いつもと同じようにお洗濯するだけ！
材料さえあれば簡単ですよね。

重曹は万能なので、常備しておくと大変便利ですよ！

今回ご紹介するのは、酵素系漂白剤を使用したお手入れ方法です。
漂白剤には、酵素系と塩素系があるので、注意してくださいね。
よりガンコな汚れには塩素系の方が効きますが、生地も傷みやすくなるので使用する際には細心の注意をはらいましょう。

まずは、食器用洗剤を黄ばみ部分に直接薄くかけ、歯ブラシで優しくこすっておきます。
次に、洗面器や洗面台にお湯をはり、酵素系漂白剤を入れて泡立つまでかき混ぜます。
その中に、先ほど食器用洗剤をすりこんだ衣類をいれて30分ほど浸けおきします。

その後はいつも通りお洗濯！

まずは、洗面器や洗面台にお湯をはり、酸素系漂白剤を溶かします。
（酸素系漂白剤の使用量は、それぞれラベルに表示されている「つけ置き」の量を参考にしましょう）
その後、1~2時間つけ置きし、汚れが気になる部分に重曹を振りかけ、歯ブラシでこすります。
その後はいつも通りお洗濯！

さて、今までのお手入れ方法で、最後は「いつも通りお洗濯！」とは書いてきましたが、みなさんは普段洗剤は液体と粉末どちらを使用しているでしょうか？

実は、皮脂汚れは酸性なので、黄ばみにはアルカリ性の粉末洗剤を使用した方が効果的なんです！

用途によって、洗剤も使い分けしてみてくださいね。

最後に。
市販のものでも、黄ばみ対策の洗剤が購入できます。

こちらは、お洗濯の前に黄ばんでいる部分に塗り込むだけ。
これで黄ばみが落ちるなら、簡単ですよね。
部分的な汚れであれば、こういうものを活用してみるのも良いかもしれません。

いかがでしたでしょうか。
汚れは定着する前に、きちんと取り除くことが大切です。
でも一度黄ばんでしまった洋服も、これらの方法で白くよみがえるなら、やってみる価値ありですよね！
汗をかいて、洋服が黄ばみやすくなる夏こそ、黄ばみ対策をきちんとしていきましょう！